新生希エヴァンゲリオン未来の向こう側


第参拾話―捨てられし契約―



俺が向かったそこはとある一つの病室だ。
中にいる患者を示す場所には一人の勇気ある少女の名前がワープロの文字で書かれている。
頭の傷は思ったより深くないらしい。
だけど、それは外傷としての傷のこと。
内側の傷はひどかった。
何故ならば今の彼女には……以前の記憶が欠落しているからだ。



「有効な攻撃手段がない……!?」
非常召集をかけられた後、発令所でユウキ達が聞かされた説明によると。
今回の使徒の出現位置は地球の衛星軌道上に現れたということだ。
残念ながらエヴァを空輸する術は今でもあまり開発はされていない。
ロケットの小型ブースターを装備することで飛行可能にしたのがBtypeである。
しかし、それも燃料が続くまで極僅かな時間だけだ。
宇宙となると、そもそもそこまで運ぶことができないのである。
たとえ、宇宙にエヴァを空輸できたとしても宇宙での移動手段はない。
というより無重力化でエヴァがど動けるのか未知数である。
ABで予想されている結論としてはスペースシャトルの中の人間と同じような感じになるらしい。
「どうするんですか?」
ユウキが今だ対抗策に悩んでいるミヨコに聞く。
しかし、ミヨコは顎に手を当てたまま考え込んでいる。
そのときある人物が口を開いた。
「手段がないわけではない……そうですよね?」
口を開いたのはシュリである。
いつものように淡々とそう呟いた。
その物の言いようにミヨコも呆気に取られていたがすぐに詳細を聞いた。
「Btypeは空輸できる。それはブースターによるものだ。つまり、スペーシシャトル用のブースターを使うことができれば宇宙に行くのも難しくない」
「待って」
シュリの意見を聞いてすぐにレンは言葉を指した。その顔はあまり納得の行っていないような厳しい顔だった。
「ブースターを取り付けて宇宙に出たとしても、一体どうやって戻ってくるつもり?」
地球と宇宙の間にはただ距離があるだけではない、大気圏というものがある。
宇宙に入るにも出るのにもそれは大きな障壁として立ちふさがっている。
たとえエヴァが一万二千枚の特殊装甲によって守られているとしても大気圏の熱に耐えうるとは考えにくい。
それをレンは言っているのだ。
「エヴァはそれ相応の質量があるわ。つまり、積めるブースターの最大個数は二つだけど行きで使うのも二つ」
帰って来るのときに使うものがないということである。
だが、それも考えていたと言わんばかりに間髪入れずにシュリは答えた。
「地球には重力があります。帰りはその力で帰ってこれるでしょう」
聞いている者は呆気に取られていた。
大気圏の熱を考えればそんなことが無理なことが言えるはず。
しかし、言われたレンはすぐに納得して呟いた。
「なるほど、ATフィールドね……」
つまり、シュリはATフィールドによって帰りは大気圏の熱を凌ぐと言っているのだ。
「だけど、もう一つ問題があるわ。大気圏外からエヴァほどの質量が落下したら地球はどうなるかしらね?」
皆が押し黙った。
一メートルの隕石でも地球外から落ちてきた場合は相当な破壊力になる。
使徒と戦うエヴァの大きさは一メートルなんて小ささではない。
ビル一本分ぐらいはあるだろう。
質量だってかなり重い。
よって、着地に失敗しようが成功しようが落下点周辺の被害は免れない。
「でも、使徒は放っては置けません。今、使徒が降りてこないということは降りずにここを攻撃できるということである可能性が高いです」
シュリの予感は的中していた。
ついさっき使徒は障害となるであろう兵装ビルをビーム砲による超長距離射撃によって破壊していたのだ。
「しかし、宇宙に向かっている間にビームを撃たれた場合はどうするつもり?」
ミヨコが険しい顔でシュリに尋ねた。
それでも、シュリは表情を変えずに返した。
「中和距離外ならATフィールドで防げます」
「もし、敵の中和距離が予想以上に広かったら?」
「…………」
シュリがミヨコの言葉に黙る。
未だにエヴァを発進させていないため一体どこから、どこまでが敵のATフィールドの中和領域なのか判明していない。
今までどおりの使徒ならば敵の近くにいかなければ中和はされないだろう。
だが、敵は遠距離砲撃型の使徒である。
近づかずに敵を攻撃するためにATフィールドの中和領域が広範囲でもおかしくはない。
「レンさん、確か長距離射撃用のライフルがありましたよね?」
見かねたレイが横から言葉をつむいだ。
レンは頷きはっとする。
「スコープをつければギリギリ大気圏外の使徒を攻撃して注意を逸らすことができるんじゃないですか?」
そこでミヨコがチルドレン達を見た。
そして口を開く。
「全パイロットは各エヴァで待機。作戦は追って説明させてもらうわ」
シュリも満足したのかそれを聞くと真っ先に発令所から退出した。
それに倣(なら)うように他のパイロット達も発令所を後にしてエヴァの下へと向かった。


現在シュリの乗るBtypeにブースター装着の準備が進められている。
俺は、SStypeの中でその作業をモニター越しに見ていた。
というのも、今回俺や、Btype以外の機体の出番は少ない。
Btypeが宇宙に向けて射出されるまでそれを妨害されないように敵の注意を引くのが今回の役目。
ライフルに取り付けるスコープの確認が終わった後は待機となっていた。
しばらくすると、Btypeのシャトル用ブースター取り付け完了の合図が出た。
かなり巨大な外見となっていた。
大型輸送機の中心にBtypeが、その両脇には巨大な大型ブースターが装着されている。
黒い色を基調としているBtypeは同じく黒色の大型輸送機に溶け込んでいる。
シュリがエントリープラグに乗り込むのが見える。
すぐにBtypeの目に黄色い光が灯る。
俺はシュリが作戦を強行させようとしていたときから気になっていたことを聞いてみることにした。
「シュリ」
『どうした?』
いつもと変わらぬ無表情でシュリが俺の無線に答える。
「ATフィールドで熱から機体を守るというのは分かったけど、帰りの着地はどうするつもりだ? さすがに陸地に着地するわけにはいかないだろ?」
モニターに映るシュリがうなずく。そして口を開いた。
『簡単だ。着地するときにBtypeが大きくなければいいのさ』
俺がその答えに困って考え込んでいるときに無線は切れてしまった。
切れると同時にミヨコさんの発進準備の声が聞こえた。
戦闘に集中しないといけないのにさっきのシュリの言葉が気になっていた。
Btype以外の各エヴァは発進され第4新東京市内に配置された。
敵からの攻撃を避けるときの事故を防ぐために離れた位置に配置されているとのことだ。
近くにはスコープつきのライフルが備えられている。
それを構えてレーダーを頼りに標準を合わせてスコープを覗き込む。
覗き込んだ先には宇宙が広がっていた。
そこに星に擬態するかのように機械のような鈍い銀色で、月より小さめの球体型の使徒がいた。
「いや、一つじゃない……」
『ええ、なんか周りに二つ、三つ浮いてるわ』
シズクも俺の意見に同意する。
見えた球体型の使徒は一つじゃなかった。
それはある一つの球体を中心に二つか三つ浮いている。
まるで地球と月のようだ。
一体どれを攻撃すれば注意をそらせるのだろうか?
ある球体を中心に回っているわけだから、その球体がリーダー格とも思われる。
『皆、Btypeの発進準備が完了したわ。援護をお願い』
ミヨコさんがそう無線で告げてくる。
そこでさっきのシュリの言葉を思い出した。
“Btypeが大きくなければいい”とシュリは言っていた。
大きくなければいい。
つまり帰ってくるときに小さくなっているってことだ。
だが、そんなことが可能なのだろうか?
魔法じゃあるまいし、いきなり物を大きくしたり小さくしたりできるとは思えない。
もし、できたとしても人類がそれを可能にするのは後千年は先だろう。
では、どうするつもりなのだろうか?
物を簡単に大きくする方法……まさかっ!?
『発進!』
「誰かBtypeを、シュリを止めろ!!」
俺の声とミヨコさんの声は同時だった。
最も皆、ミヨコさんの声より俺の声に疑問を持ったようだ。
『ユウキさんどういうことですか?』
ユメミちゃんが当然のごとく聞いてくる。
問題なのは帰ってくるときのことで、宇宙へと向かうときは注意を引き付ける必要があるだけで何も問題はない。
しかし、俺の仮説がもしも正しければ根本的に問題が発生する。
「死ぬつもりだ! シュリはっ!」
俺はライフルでシュリの乗るBtypeに狙いを付けるが宇宙に向かうようなスピードを持つ動くものを狙えるほど俺は射撃が上手じゃない。
『ユウキ! どういうことなの!?』
「帰ってくるとき着地すれば水面であろうと嫌でも被害は出てしまう。だけど、帰ってくるときBtypeがなくなっていればどうなる!?」
『そんなことできるわけないでしょ!?』
「Btypeが粉々になればいいんだ。そうですよね? ミヨコさん」
レイやシズクが息を呑む。
ミヨコさんのことだ。
地球に被害が出るような作戦をみすみす承認するわけがない。
それは逆に被害が出なければ承認するということだ。
その一つに着地するBtypeをなくせばいい。それができるのは機体の自爆ぐらいだ。
『そうよ、だけどシュリは地球に戻ってきたときにプラグを強制射出させると言っていたわ。私はそれを信じることにした』
確かにBtypeはなくなるがパイロットは助かる。
そういわれるとやはりこちらもそれを信じるほかはなかった。
レーダーに映るBtypeは今まさに地球外に出るところだった。


その球体型の使徒、メタトロンはすでに地球から向かってきたBtypeに気づいていた。
中心の球体以外は砲門だろうか、穴が一つ開いていた。
今まさにメタトロンがブースターをパージした大型輸送機つきのBtypeを攻撃しようとした瞬間だった。
地球がライフルにより攻撃が無数に飛んできた。
それから防御するためにメタトロンはATフィールドを張る。
その隙に体勢を立て直したBtypeは熱から守るためにウェポンラックに収納していたビーム式のライフルとグングニルを取り出す。
「中心の球体のほうが熱量が高いな……」
サーモグラフィーを応用したモニターを使ったシュリがつぶやく。
そこに狙いを定めてビーム式のライフルを構えて引き金を引いた。
シュリの予想通りメタトロンはATフィールドを張って防御した。
「やはり、近づかなきゃダメか……」
通信は電波障害の影響で使えない。
文字通りシュリとメタトロンの一騎打ちである。
ユウキ達のライフルの攻撃により攻撃の手はあまりないがメタトロンのビーム砲撃は的確にBtypeを狙ってくる。
Btypeは無重力も助けもあって的確にそれを避けながら近づく。
そして中心の球体にグングニルを振りかざそうとした瞬間。
「なにっ!?」
いきなり大型輸送機が被弾した。
メタトロンの中心以外の球体が突如として大型輸送機を囲み一気に砲撃したのだ。
その威力は絶大だったのか大型輸送機をシュリはパージした。
その反動でビーム式のライフルを手放してしまった。
大型輸送機のスラスターがなくなったため無重力下ではあまりうまく動けない。
「こうなったら、一か八かだ……」
大型輸送機の爆発によってメタトロンの中心の球体のほぼ目の前にいたBtypeはいきなりその球体を握り締めた。
「か、硬い!?」
握りつぶせば殲滅できると思ったシュリだったが思いのほかその球体は硬かった。
「しまったっ!」
気づくのが遅すぎた。
Btypeはメタトロンの砲撃を担当しているであろう数個の球体にさっきの大型輸送機の様に囲まれてしまっていた。
一気に砲撃をBtypeは受ける。
しかし、その砲撃はBtypeが破壊されるまで続くかと思われたがいきなりピタリと止んでしまった。
見るとメタトロンは自らの砲撃によってリーダー格であった中心の球体を傷つけてしまったのだ。
そして小規模な爆発をしてメタトロンの球体全ては消滅してしまった。
小規模な爆発によって地球の重力に引かれたBtypeは大気圏に突入した。


多少期待にははずれたがメタトロンはよくやってくれたようだ。
Btypeのパイロットは気絶している。
あれでは、自爆スイッチを押すこともできまい。
大気圏を突破してすぐは電波障害で本部側からはプラグの強制射出ができない。
待つのは死。
たとえ生き残ったとしてもBtypeとそのパイロットはきっと使い物にならなくなる。
…………。
ほぉ、まだ諦めていないようだね、ユウキ君は。
さてどうなるか……。
このとき僕は気づいた。
いつのまにか、彼が僕の出した問題に一体どうやって回答を出すのかを楽しんでいることに。
我ながら悪役らしいことをしているな。
あのとき僕の周りからは次々と大切なものが消えていった。
精神汚染により、起き上がることのなくなった紅の少女。
僕のために自爆した蒼の少女。
僕を好きだと言っていた銀の少年。
敵の攻撃から僕を庇って死んでいった姉。
僕への親愛を認めて消えた父。
…………。
僕のやっていることはただの八つ当たりかもしれないな。
似たような境遇にあるユウキ君を陥れている。
たぶん、僕にとっての彼は自分を投影した希望なんだろうな。
目を閉じると彼の声が聞こえてくる。
『シュリ!!!!』
『分かってます! でも……ATフィールド最大で受け止めれば!』
どうやってBtypeが落ちてくる場所を特定するのか。
ABの力を使えばおそらく可能だろう。
使徒戦役時に落ちてくる使徒を追えたんだ。
今の技術ならもっと精密に素早く求められるだろう。
僕の目測だが、今のSStypeではどうやっても追いつけない。
落下地点が分かってもそこに時間内に行けないのでは話にならない。
しかし、またしても僕の予想を翻す出来事が起きた。
まあ、希望通りなんだけどね。
そのときSStypeにはミカエルと同じときのような翼が生えていた。
ご丁寧に光まで発している。
あれなら追いつくであろう。
そしておそらく飛行も可能なはず。
落ちてくる前に空中で受け止めることができるだろう。
「オーケー……ユウキ君、また君は関門をクリアしたね……さて、お次は……」
僕はポケットから携帯電話を取り出して彼女に連絡を入れた。
「うん、僕だ。予定通り彼を放て。もちろん、ちゃんと縄はつけておかなきゃダメだよ?」
僕の言葉に肯定を取れる言葉を携帯越しの彼女は言うとすぐに電源が切れた。
ここは、ABには近すぎる。
どんなところで、どんな奴が電波を受信しているのか分からないからな。
僕はその場を後にした。


「まさか、またあのエヴァが間近で見られると思わなかったわ」
シュリが病院へと運び込まれて処置が終わるのを待っているときに不意にシズクがそう呟いた。
きっとあのエヴァというのはSStypeのことを言うのだろう。
「ほんとう、エヴァがあんなに神々しく見えたのは初めてです」
ユメミちゃんもそう言う。
映像としても僕は見させてもらったがあれには神々しさはあったが頼ろうという気持ちにはならなかった。
俺が第二使徒リリスから力をもらったからなのか、単純に神々しさと同時に恐怖を感じたからなのかは定かではない。
「でも、あれって暴走の類に入るんじゃないの?」
綾波が尋ねてくる。
確かに暴走といえば暴走なんだろうな。
リリスの言葉を借りるならば、エヴァの潜在能力を解放させるとああなると言っていたが。
果たして他のエヴァでできるのだろうか?
たぶん答えはノーだ。
きっとSStypeが使徒戦役時に作られた四号機だから出来るのだろう。
そのとき処置室のドアが開き、数人の看護士とレンさんが出てきた。
シズクが出てくるレンさんに真っ先に駆け寄る。
「どうなの、シュリの様子は?」
担架によって病室へと運ばれるシュリに着いていく俺達。
「まだ、分からないわ。一応命に別状はないみたいだけど……」
専門家のレンさんがそう言うならそうで間違いないのだろう。
病室に移されて数分後、皆が予想もしていない事態が起きた。
「ん……?」
なんと、シュリが起きたのだ。
その灰色の瞳はまだ焦点が定まっていないようだ。
「気が付いたか……」
皆が胸をなでおろすのが分かった。かく言う俺もそうである。
しかし、あの熱でよく生きていたもんだ。
シュリが気を失っていたからATフィールドは展開されてなかった。
つまり、あの熱をもろに受けていたのである。
まあ気を失っていたからなのだろうか。そうだとしたら怪我の功名ってやつだな。
「もう、心配させないでよ、シュリ」
シズクが笑顔で未だに横になっているるシュリを覗き込む。
だが、次にシュリの口から発せられた言葉は皆を絶望に落とすには十分過ぎる言葉だった。
「あなた…………誰?」
「えっ……」
覗き込んだシズクだけでなく、そこにいたほぼ全員がそう呟くのが分かった。
さっきまで笑顔だったみんなの顔は真逆の表情になっていた。
「わ、私が分からない?……じゃあ、レイやユメミは!?」
シズクが肩を掴み切羽つまった表情で少し大きめに叫ぶ。
悪ふざけでシュリがこんなことするとは思えない。
第一、シュリがふざけるなんて考えられないことだ。
しかも、こんなときに。
それが皆により重くのしかかっていた。
レンさんがシズクの肩に片手を置いて首を横に振り
「皆、とりあえず病室の外で待ってて。後で話しをするから」
呆気に取られた皆を促すかのようにレンさんはそう言った。
俺達パイロット四人は病室を出て待合室へと向かった。
第一声を発したのはやはりシズク。
「冗談よね? まさか記憶喪失だなんて……」
誰も何もいえなかった。
一時的なショックかもしれないし、もしかしたら本当に記憶喪失なのかもしれないし。
そうだとしたら治るのか? それともずっとああなのか?
治るとしたらどれくらいで治るのか、すぐなのかかなり先なのか。
それが誰にも分からないし、不用意なことが言えないから皆黙っていた。
一体どれくらい黙っていただろうか?
レンさんが俺達を見つけて戻ってきた。
そしてシュリの容態の詳しい説明をしてくれた。
「自分の名前と出身以外はほとんど覚えていないわ。もちろんエヴァのこともね……ただ、世界がどうなっているかとか、エヴァのことを覚えていたから」
「治るんですか!?」
「それは……分からないわ」
レンさんの言葉を聞いてシズクはうなだれた。
悪い、悪い、最悪のパターンに当たってしまった。
やはり、記憶喪失で、治るかどうか分からなくて、治るとしてもいつになるか分からなくて。
俺達は踵を返してゆっくり病院を出て行くレンさんをただ眺めているだけだった。



To be continued


新たに配属されたパイロット。
それは、彼が殺したはずの彼だった。
運命を加速させる青年現る。



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後書き
シュリちゃんには記憶をなくしてもらいました。
この物語にはバッドなエンドとグッドなエンドを考えているのですが、果たしてどちらになるのだろうか?
一応考えてはいますが分岐させようかな的な。
期末試験ひどかったなぁ