新生希エヴァンゲリオン未来の向こう側


第拾八話―悪夢の始まり―



この前の黒い影のヤツが襲来してから二週間が経った。
それまでは、使徒も来ずにテストや訓練だけといった平凡な毎日だった。
今日から第壱中学校は夏休み。
といっても、年中夏だから正確には違うような気もする。
まっ、約二ヶ月ぐらい休みがあるんだから文句を言わず満喫するさ。
そう思っていた俺だったが夏休みに入ってすぐに携帯に高羽さんから第三に行くという内容の電話が掛かってきた。
今日はその日である。
高羽さんと種島市長兼AB副委員長殿とヘリコプターに乗り第三がある箱根へと向かった。
ヘリから見下ろすそこは、山特有の霧なのか、それとも湯気なのかもやのようなもので覆われていた。
「降りるぞ」
その声と共に俺を含む三人は地上に降りた。
山の上だから少々肌寒かった。
空気の匂いも第4とは違い、硫黄臭かった。
これは、箱根って土地か……。
「あぁ……」
そこには、巨大な湖があった。
いや、これは湖じゃない。
もちろん、見た目は湖だったが、明らかに自然に出来た湖ではなかった。
「驚いたかね?使徒戦役中、ここにN2爆弾が投下されたらしい」
種島さんがそう教えてくれた。
言われるまでもなく俺はそのことを知っていた。
なぜだかは分からない。
「こっちだ。ついてきてくれ」
高羽さんと種島さんにつれられてエレベーターへと乗り込んだ。
階数表示を見ると、結構深いところまで降りそうだ。
エレネーターの窓からそのクレーターの空洞の部分が見えた。
水が満たされていたがそこは確実に
「ジオフロント……」
「知っているのかね?」
高羽さんがそう俺に呟いた。
俺は無言で頷いた。
なんで、俺が来たこともないような場所を知っているのかはやはり分からなかった。
チンという警戒な音と、ゴトンという乱暴な音がするとエレベーターのドアが開いた。
そこは、水族館のようになっており、ガラス張りのトンネルからはここにあった機械的な何かが見えた。
カツカツカツカツカツ
と三人の靴音だけがこのトンネル内に響いた。
「ついた……ここだ、シュウノスケ頼む」
高羽さんが巨大な壁のようなものを見上げながら言った。
種島さんが壁にあるコンソールのようなものにカードをかざすとゆっくりとその壁が開いた。
壁はドアだった。
「君に見せたかったのはこれだ」
そのドアの中の部屋には石碑が置かれていた。
この前のよりももっと大きな石碑が。
「どうかね?何か感じるか?」
高羽さんの声はもうあまり聴こえなかった。
石碑には小さい絵がいくつもあった。

紐のようなものがあれは……エヴァのようなもに絡み付いているもの。
ひし形の図形のような絵から一本線が描かれているもの。
そして、磔にでもされているのか、人のような絵。
それに丸い球体から羽根が四枚飛び出している絵。

「大丈夫か?ユウキ君!」
俺は高羽さんに支えられていた。
どうやら、また倒れそうになっているらしかった。
「だ、大丈夫です……っ!?」
見上げたそこには高羽さんの姿よりも、もっと目に飛びつくものがあった。

赤い十字架……。

「この石碑はジオフロント内で発見されたものだ。人工的に作られたものと見て間違いないだろう」
高羽さんは石碑に近づき、俺に振り向いた。
「君はどう思うかね?」
どう思ったか?
根本的に俺と高羽さんがこの石碑から感じ取ったものは違う気がする。
「思ったというか……俺、いや見る者に何かを気づかせようとしているのだと思います」
「うむ。そのような感想を漏らしたのは君が初めてだよ」
そして、高羽さんは俺に背を向け、石碑を見ながら話し出した。
「この石碑に描かれている絵のようなものは、ジオフロント内のコンピュータのデータの中に似たような画像があるのだ」
レンさんが見せてくれたものだと分かった。
「私はこの絵を、古代のものではなく、最近できたものだと考えている。発見された場所から似たようなデータが現れるというのは出来すぎていると思わんか?」
確かに。高羽さんの問いに俺は頷いた。
俺にもこれが、近代的な産物だということが分かった。
物だけ見れば超古代的な遺物かもしれない。
だが、描かれているものの背景などはあまりにも近代的だ。
見せたかったのはこの石碑一枚だけのようであり、その後俺たち三人はエレベーターで地上へと戻り、ヘリで第4新東京市へと戻った。


「姉さん、がんばって」
「うぅ……」
ユウキが家に帰ってきたと同時刻。
隣人であるシズクは妹、ユメミの激励によりその一歩を踏み出した。
向かうのは隣の坂中家。
その部屋のユウキの部屋である。
シズクの片手には映画のチケットが二枚。
「とは、言っても……ねぇ」
横を見るとユメミがシズクにガンバレと小声で言っている。
ため息をついたシズクは勇気を出して震える手でインターフォンを押した。
何の変哲もない音がドアの向こう側で流れ、シズクが一段とそわそわする。
だが、返答はない。
もう一回押すがやはり中から誰も出てこなかった。
「え、えっとぉ……」
シズクが困り顔でユメミの方を向く。
ユメミは小声でゴーと言った。
そんなユメミに大きなため息をつきつつもシズクは意を決してドアノブに手をかけてまわす。
ドアはゆっくりと開いた。
シズクは不審に思い、これからの展開に胸を躍らせるより何かあったのかという不安の方に心拍数を上げていた。
部屋に入り、ユウキの部屋に行く。
ノックを一つ。
……。
やはり、返事はない。
「ユウキ?わ、私、し、シズクだけど……は、入るね!」
裏返った声でそう言い、思い切り戸を開けるシズク。
対して、中にいたユウキはそれに驚き声上げた。
「うわっ!」
「きゃあ!!」
二人して悲鳴を上げる。
そして、つかの間の沈黙。
その沈黙を破ったのはシズクだった。
「い、いたんなら、へ、返事ぐらいしなさいよ!」
「……あっ、ああ」
ユウキは心ここにあらずといった顔でベッドに腰を下ろした。
シズクはドキドキしながらも部屋の中に入る。
「あ、あのぅ、ユウキ。あ、明日ひまぁ?」
裏返ったことに気づいたのか、シズクの顔は真赤である。
対してユウキの顔は冷めに冷め切ってしまっている。
「あぁ?……ああ、暇だけど」
シズクを見ようとはせず、ずっと天井を見ている。
それに気づいたものの、シズクは話しを続ける。
「じゃ、じゃあ、え、映画でも見に行かない?チケット一枚余っちゃって」
「いいよ」
「そ、そうだよね。いきなり無理だよねって……いいの!?」
「ああ、構わないよ」
ユウキはシズクの方を向き、無表情で言った。
シズクは表情を光らせ、時間を伝える。
「分かった、その時間に迎えにいくよ。っつても隣だからあまり関係ないか……」
「ううん!じゃ、じゃあ、ま、待ってるね!」
シズクは言うが早いかすぐに部屋を飛び出した。
顔を真赤にして。
約束をしたことをユメミに報告するシズク。
その顔はかなり、幸せそうな笑顔だった。
対してユウキは表情こそ笑顔だったものの心はやはりどこかへ行ってしまったかのような表情だった。
夜になり、ミヨコが帰って来る。
そのまま、ユウキの部屋に行く。
「聞いたわよ〜、明日デートなんだって?」
「うん、そうなるかな」
ユウキは机に向かったまま、入ってきたミヨコに目もあわせないで応える。
その様子にミヨコは大きな不信感と少しの苛立ちを覚えた。
「なによ?うれしくないの?年頃の男の子だったら喜ぶはずだけどぉ?」
「喜ぶべきなんでしょうね……」
「誘ってくれたのが好きな女の子じゃなかったから?」
ミヨコはいやらしくからかうような顔でそうユウキに喧嘩を売るが、ユウキはやはり冷めていて、冷静だった。
そして、ユウキが返した言葉はミヨコの――さっきの少しの苛立ちから作られた――怒りの爆弾に火をつけるには十分すぎるものだった。
「はっきり言って、今そんなことどうでもいいんですよ」
ユウキの言い方も悪かった。
無表情で冷めていて、本当にどうでもいいような言葉だった。
人の心をまったく考えていない言い方と言ってもいい。
「……なんですって!?」
ミヨコはシズクの気持ちを知っているからなおさら頭に来ていた。
その怒りに任せて怒鳴った。
「あんた……じゃあシズクのことはどうでもいいってこと!?」
「そんなこと言ってないじゃないですか。今の俺にはそれが大事なことだとは言えないんですよ……」
ミヨコは近づき、ユウキの胸倉を掴んだ。
再び怒鳴る。
「なによ!かっこばっかつけて!これだから男は!あんた、シズクの気持ちに気づいてるんじゃないの!?」
その大声を聞いて、エリが駆け寄る。
「お、お姉ちゃん落ち着いて!」
しかし、怒ったミヨコは止まらない。
エリが強引に割って入ろうとしたときだった。
ユウキが胸倉を掴んでいたミヨコ手を握り、思いっきり振りほどいた。
「!?」
反撃に恐れたミヨコが体制を立て直したがそれは無意味だった。
ユウキは尚も、冷静にミヨコとエリと今の状況を見ているようだった。
「何よ……何か、言いたげな顔ね?」
ミヨコも冷静に言うが、声はやはり怒っていた。


俺は今、自分のこと以外考えられなくなっていた。
シズクと一緒に映画を見に行くことも、ミヨコさんが怒って俺に掴みかかったこともどうでもいいような気がした。
「ミヨコさんは、自分が他の人間だと疑われたことがありますか?」
言った後、ミヨコさんとエリちゃんは顔に疑問の表情を浮かべた。
俺の質問は意味不明だ。
だけど、今の俺の悩みはまさにこれだった。
高羽さんが別れ際に言っていた言葉
『君には、君が碇シンジではないかという疑いが掛けられている』
聞いたとき、怖くなった。
よくよく、考えてみると俺が碇シンジだと説明できることがいくつかある。

綾波以外誰もシンクロできなかった、SStypeと一発でシンクロ。

エヴァに関するありとあらゆる既知感。

石碑を見たときの体の異常。

ジオフロントや赤い十字架の見覚え。

そして、たまに見る謎の光景。

全ての辻褄が綺麗に合う。
合わないのはDNAと年齢ぐらいなもんじゃないか?
怒っていたミヨコさんだったがその表情は心配の表情にいつのまにか変わっていた。
エリちゃんも心配そうな顔をしている。
「ユウキさん、大丈夫ですか?」
「あ……うん、すいません、ミヨコさん。気を悪くさせちゃって」
「い、いや、私は別に……」
「今は、明日のことより……悩みがあって。すいません」
俺は頭を下げた。
俺の発言は軽薄だった。
自分のことだけしか考えていない、自己中心的だった。
明日、こんなことないようにしなくちゃな。
楽しみにしているであろう隣人の顔が頭に浮かんできて、その幻に素直に謝った。


翌朝、俺は映画の時間に間に合うように隣人の部屋に向かった。
そして、インターフォンを押す。
ドタドタ音がしたかと思うと、ドアが開いた。
「お、おはよう!」
「お、おう」
そこには、緑色のワンピースを着た……えっとぉ、シズクだよな?
「あ、当たり前でしょうが!」
と言われても、普段とは段違いにその……可愛かった。
少々化粧もしているのか、今の俺には眩しく輝いて見えた。
「じゃあ、行こうか?」
「ええ」
見送りに来ていたユメミちゃんに会釈し、俺とシズクはエレベーターでマンションの外へと出て、映画館へと向かった。
次期首都予定地ということもあり、映画館はかなり大きなものだった。
しかし、やはりまだ人はまばらである。
チケットを渡して館の中に入る。
ここも、人はまばらだった。
夏休みなのになぁ……。
「どこに座ろうか?」
何気なく聞いてみる。
シズクはびくっと反応して後ろがいいということを俺に伝える。
さっきからこの調子。
緊張してるのは俺も同じだから分からない気持ちじゃない。
上映までにはまだ時間がある。
「どんな映画なんだ?」
「それが……実はあんまり調べてなくて」
ハハハと自嘲気味に笑う。
それじゃあ、見てからのお楽しみってわけか。
後ろの方の席に座ってから五分ぐらいでその映画は始まった。
…………。
……。
うぅ、感動しちまったぜ。
涙腺がやばい。
「結構面白かったね……」
映画館を出た後、シズクがそう言う。
どうやら、緊張はいかほどかはほぐれたようだ。
「うん、人がまばらだった理由が分からないな」
映画の内容を簡単に説明すると再び戦争に巻き込まれた日本の男と女が戦場で助け合いながら闘うというものだったが。
結果はひどかった。
ある作戦で、メンバーが二人以外全員死亡。
機密を守るために基地ごと自爆する二人。
まさか、死ぬとは思わなかったからそこでもう、涙腺がぁ……といった感じ。
「これからどうしよっか?」
俺が再びあのときの感動に浸っているとシズクが聞いてきた。
腕時計を見ると十二時半、少しお腹も空いていた。
「どっかで、昼飯でも食べようか?」
俺の意見に同意したシズクは歩く俺の横に並んだ。
さっき、恋愛系の映画を見てきた所為か雰囲気も、俺の心臓もどうかしてた。特に心臓に至っては爆発しそうである。
顔が熱い、隣のシズクも少々頬が赤いような……。
昼食を食べ終えた後、商店街に行き、ショッピングをした後のことだった。
夕方、家へ帰ろうとしたときだった。
俺とシズクの周りを黒塗りの乗用車が取り囲んだ。
新手の詐欺か、強盗か、殺人犯か!?
俺の後ろに隠れるシズク。
だが、そこから出てきたのは黒いサングラスをかけた黒いスーツの男達だった。
「水島ユウキ君だね?」
「あ、ああ。そうだけど」
「国連の者だ。君を拘束させてもらう」
「なに!?」
いきなりのことで頭がパニックになった。
スーツや車にもUNと書かれているのでおそらく本物だと思う。
「一体なんなのよ!何でユウキが拘束されなきゃいけないのよ!」
男がシズクを見る。
サングラスによりその表情は読み取れない。
「夕暮シズク。君は関係ない。むしろ、君を保護させてもらう」
「えっ?」
聞いたシズクも驚いていた。
しかし、よくよく考えてみると拘束する対象の俺の近くにいたシズク。
拘束する対象ということはその人物が何かやらかしたということになる。
俺がやったかどうかは別として、確かに保護するというのは間違っていないということである。
「抵抗するのなら、こちらにもそれなりの考えがあるが……」
男は静かにそう言う。
それは、おそらく遠まわしに応じないと手を出すということだろう。
相手はプロだ。素人の俺やシズクが敵う相手じゃない。
「従おう、シズク。やりあったって勝ち目はねぇよ。悔しいけどな」
「そ、そんなぁ……」
「協力に感謝する。さっ、乗りたまえ」
黒塗りの車を指差した。
俺はそれに乗り込む。
シズクも俺と同じ車に乗ろうとするが黒服の男達によって阻止される。
車には運転手以外には乗っていないようである。
俺が暴れないとでも思ったのか、それとも故意になのか。
分からない。
暴れようと思えば暴れられる。
運転手の目をふさいで、車で事故を起こし、逃走することもできよう。
ただ、その後、俺はおそらく「碇シンジ」容疑として殺される。
死にたくない。
俺が碇シンジだという確かな証拠を見せ付けられない限り、納得いかないぜ。
「災難だったな、ユウキ」
運転手が話しかけてきた。
バックミラー越しに運転手を見ると、その男はサングラスを外していた。
その顔は、見知った顔だった。
「ミハエルか?」
「大当たりぃ〜。元気してたか?」
前と変わらぬノリでミハエル・N・不知火(しらぬい)は俺に話しかけてきた。
ミハエルは近くに住んでいた謎多き人間としてたまに顔を合わせる程度だったが、何故か俺とはよく話したりしていた。
元々、性格が似ていたような気もする。
俺にAB……第4新東京市市長の種島さんから手紙が来る少し前に引っ越すとは言っていたが、まさか第4だったとはな。
「驚いたよ、まさか、第4新東京市にいるなんて思わなかった」
「う〜ん、第4に引っ越したわけじゃなくて、第4のAB本部に転属しろって国連のお偉いさんに言われたのさ」
「ふ〜ん、あんた結構階級上なのか?」
「そこは企業秘密ってことで」
知り合いに会い、俺の気分は幾分か晴れたが到着した場所によってその気分は吹き飛んでしまった。
黒服の男達によって、連れてこられた場所は良く言うのであれば『要人保護施設』、悪く言えば『檻』だな。
話によると無期限で拘束されるようだ。


拘束されたその部屋で俺は一日目の夜を迎えた。
ベッドはあまり寝心地のいいものではなかった。
拘束されるといっても部屋から出るなと言われているだけであって他の規制は特になかった。
情報になるということでテレビやらラジオやらは許可されていなかった。

夢を見た。
なぜ、夢だと分かるのかは分からない。
現実味を帯びていないからか。
少年が紫色の巨人に乗り何者かと戦っている夢。
少女が赤い巨人に乗り鳥のような者の攻撃により泣き叫ぶ夢。
青い巨人がミミズのような敵の攻撃で苦痛に歪む夢。
気づくと汗をかなりかいていた。
人を呼び、着替えを要求する。
それに着替えて再び床に入る。

2日目にも夢を見た。
俺の目の前にひ弱そうな少年が突っ立っている。
そして、俺に問いかける。
この少年が誰だか直感的に分かった。
碇シンジだろう。

キミハ、ナゼココニイルノ?

前にも聞いたようなセリフ、そう石碑をはじめて見たとき頭に響いたものだ。

ナゼ、キミハボクノキオクヲシッテイルノ?

それは、こっちが聞きたい。
なんで、お前の生前……死んでるか分からないな、とにかく記憶が俺の記憶の中にあるんだよ。

キミハボクダ、ボクハキミダ

否定したいな。
俺はお前じゃないし、お前は俺じゃないだろ?
第一、俺が碇シンジなんて嫌だね。
今の世界はそれだけで殺されるんだ。死ぬんだ。

シヌノハコワイ?

当たり前だろ。

ドウシテ?

皆と会えなくなる。
会話が出来なくなる。
笑いあえなくなる。
怒ったり、泣いたりもできない。
触れ合うこともできない。
こんな、恐怖があるものか。

キミハホントウノ、アクムヲシラナイ

お前は、知っているっていうのかよ?
碇シンジ。
その問いが返ってくることはなく、俺は拘束されて三度目の朝を迎えた。


To be continued


次回予告

ユウキが拘束されて皆落ち込み、シンクロ率も低下してしまう。
レイはレンに相談する。
拘束され心のほうもすでに限界となっているユウキの前に現れた人物とは。

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後書き
ユウキ=シンジ説が浮上してまいりました。
ネタバレはなしってことで。
新男性キャラクターが出てきました。
どうも男性分が少ないなと思って、急遽ww