『気持ち悪い……』


それは破滅予兆でしかなかった。


再び迫り来る…神の使い天使の万物


「パターン青!間違いありません、使徒です!」


「まさか…第三次使徒襲来とはな……」


そして、再度開放される福音


「驚いたかね……我が『Apostle,Buster』が建造した対使徒戦用決戦兵器『エヴァンゲリオン』だ」


「エヴァンゲリオン……これが」


立ちふさがる、恐怖


「W号機完全に沈黙……!」


「これが、使徒……」


「シズク、焦るな!くそっ!」


「あの馬鹿野郎……待てって言ったのに」


「S2機関停止!ダメです!W号機機能停止!」


再び犯した“過ち”


「侵食攻撃!?」


「ダメだ!逃げろぉぉぉ!!」


「誰かシュリを止めろ!死ぬつもりだ!」


「動かない……?……なんでぇ?」


「そうだ、君が全てを奪ったのさ、自分で自分を首を絞めたんだよ」


選ばれた、少年少女


「俺の気が変わらないうちに、お願いします!」


「……乗れるから」


「やるな……気に入った」


「いくわよっ!ユメミ!」


「下がってください!ユウキさん!」


そして、終に開かれる終局への扉


これも一つの可能性、一つの未来無限の内の一つに過ぎない。


運命は絡み、縺れ、引き合い、崩れる。


「結局……俺たちってどこに向かおうとしてたのかな」


それは、真ののみぞ知る。


今、最後の舞台の幕が上がる。


新生希エヴァンゲリオン










「俺は……君と一緒にずっと笑っていたい。どこまでも歩いてゆきたい。ダメかな?」